エンジニアの頭の中

知識と技術で「お金稼ぎの自動化」を実現するため、日々奮闘するエンジニアのブログです。

Kindleによる読書体験の変化 〜 自炊して電子書籍生活に至るまでの道のり

現在の読書は、Kindleによる電子書籍がメインです。電子書籍リーダーは、Kindle Oasisを使用していて、最早便利すぎてKindleが手放せない状態です。

Kindle Oasis、電子書籍リーダー、Wi-Fi、32GB

そんな私も以前は紙の本で読書していたわけですが、自炊して紙の本から電子書籍への移行した時のこと、電子書籍生活になって感じたメリット、デメリットなどを記載していきます。

目次

  1. 電子書籍へ移行するまでの流れ
  2. 電子書籍移行後に感じたメリット
  3. 電子書籍移行後に感じたデメリット
  4. まとめ

1. 電子書籍へ移行するまでの流れ

紙の本が増えすぎた

まだ電子書籍があまり普及していなかった頃、紙の本を買って読んでいたわけですが、当時の私は月に1〜数冊程度の本を買っていました。
技術書が好きで、小説などはほとんど読みません。技術書は厚みがあり、重いものが多いので、所有する本が増えてきて、本棚が満杯になり、それでも強引に本を本棚へ収納(無理やり)していった結果、自宅の本棚が軋み今にも倒壊しそうな状態になってしまいました。

 

自炊して電子書籍への移行を決意する

このまま紙の本を増やしていったら、本棚には入りきらないから、さらなる保管スペースが必要になってしまう。でも、本は処分したくなかったのです。
多分もう読まないであろう本はたくさんあるのですが、私はなぜか本だけは捨てたり、売ったりする気にはなれません。(基本的にモノをあまり持ちたくないのですが、本だけはなぜか別・・・)本が部屋の中で結構なスペースを取るようになっていました。

上記のような状態になり、自炊して電子書籍への移行を考えだしました。いざとなったら読める状態であれば良いので、必ずしも紙の書籍としての形にこだわる必要は無いと考えました。むしろ電子書籍化することによって、得られるメリットがたくさんあるだろうとも思いました。

 

自炊のためのアイテムを揃える

自炊して電子書籍化するため、道具を揃えました。自炊するにあたり必須となるアイテムは、裁断機とスキャナの2点です。

裁断機

裁断機は、文字通り紙の本を裁断するために使用します。裁断の際は、本の背表紙をぶった切って、表紙と各ページをバラバラにします。ちょんぎった背表紙部分はゴミなので捨てます。

裁断機は、大きいものが圧倒的に効率が良いです

小さな裁断機は、値段は安いですが、一冊を裁断するための労力は大きくなります。小さな裁断機では、一般的な厚さの書籍を一括で裁断することは困難ですが、大きな裁断機の場合、一括で全てのページを裁断できます。この違いが作業効率を大きく左右します。

というのも、私は最初小さな裁断機を試してみましたが、上記のとおり時間がかかりすぎてしまい、自炊を挫折しました。その後、大きな裁断機に変えて自炊作業を完遂することができたのです。

また、小さな裁断機では、大きいものと比べて綺麗に裁断しにくかったです。数十ページや、数百ページの本を裁断する場合は、手間と裁断時のクオリティを考えると、小さな裁断機の利用は、現実的ではないです

裁断機は、自炊が完了した後は使用する機会が無いだろうと思い、購入するのではなく、DMM.comでレンタルしました。数日間借りました。

私がレンタルした裁断機はコレです。

www.dmm.com

 

スキャナ

自炊作業のもう一つの必須アイテムはスキャナです。裁断機でカットした書籍の各ページは、スキャナに読み取らせて電子書籍化します。

電子書籍化といっても、スキャンしたデータをPDF化しただけです。

スキャンは、先頭のページから順番に読み込ませる必要があるため、裁断後はページがバラバラにならないように気をつけましょう。(私は、裁断後にスキャン前の状態のページを大量に積み上げていたところ、友人が衝突して崩壊し、かなり大変なことになりました)

自炊に使用するスキャナは、ある程度の量の紙をまとめてセットできるスキャナじゃないと効率が悪く、作業に時間がかかってしまいますので、気をつけてください。

私は以下のCanonのスキャナを使いました。

 

Canon ドキュメントスキャナ imageFORMULA DR-C225W

WindowsでもMacでも使えます。スキャンしたデータをPDF化できる付属のソフトには、Evernote連携機能がついていて、スキャンした結果をEvernoteにダイレクトに保存することができましたが、その機能は一切使いませんでした(自炊には必要無かった)。

一括で自炊して、電子書籍に完全移行するつもりであれば、購入するのはもったいないので、レンタルするのが良いでしょう。裁断機と同様でこちらも「DMM.comいろいろレンタル」で借りることができます

ちなみに、私はスキャナなら自炊以外でも使用機会があると思い購入したものの、自宅にある紙書類の電子化を行った後は利用機会がほとんどなく、しばらくして処分することになりました。

また、後で調べてみて気づいたのですが、スキャナと裁断機をバラではなく、セットで借りられるメニューも「DMM.comいろいろレンタル」に用意されていました。

今思えば、スキャナを購入せずレンタルを利用すれば良かったと後悔しています

www.dmm.com

 

裁断&スキャンを繰り返す

道具が揃ったら、あとは延々と裁断とスキャンを繰り返すだけです。

裁断後の書籍は、ためておいても、崩したりするとページがバラバラになってしまうので(私のように)、事故回避のためには、裁断だけ一気にやるのではなく裁断とスキャンは数冊ずつ実施していったほうがよいのではないかと思います。

自炊作業を繰り返した結果、ほんの一部の紙の書籍を残して、ほとんどの書籍を裁断&スキャンして、PDF化しました。スキャン後のバラバラになった本は、もちろん処分しました。

 

自炊はもうやりたくない

自炊作業をやってみた結果、思っていたよりも大変でした。単純作業の繰り返しであるうえに、時間も結構かかるし、体力も消耗します。(裁断後ページを積み上げたタワーの崩壊で精神的にもダメージを受けていましたし・・)

本を裁断すること以上に、スキャンすることが大変でした。何度も紙詰まりを起こしました。もう機会もないでしょうが、正直なところ自炊は二度とやりたくないです

それと、自炊なので出来上がった電子ファイルは、プレーンなPDFとなります。PDFにした本には、目次のページからクリックして、各章にジャンプできるように、PDFの編集ソフトを使ってインデックスを貼ろうとしたのですが、この作業が終わらなさすぎて、大事な書籍以外は諦めました。

自炊後は、新しく購入する本は電子書籍が販売されていれば、そちら優先して買おうと誓いました。紙でしか販売されないものもありますが、最近はかなり減ったように感じます。

 

電子書籍移行後に感じたメリット

3年以上の電子書籍中心の読書生活をしばらく送ってみて、感じてきた電子書籍のメリット、デメリットをまとめます。

この間、電子書籍リーダーは、AndroidタブレットiPadKindleを使用してきました。

最終的にはKindleに落ち着いていて、Kindle

  1. Kindle Paperwhite
  2. Kindle Voyage
  3. Kindle Oasis

という順番で買い換えています。

よって、電子書籍そのものというより、リーダーとしてのKindleを組み合わせてのメリット、デメリットとなります。

 

本が部屋のスペースを取らない

当たり前ですが、本は電子データとなるため、場所を取りません。リーダーの端末にデータとして入っている状態です。そうでなくてもクラウドで保管されています。

私はかつて、紙の書籍を本棚に詰め込みすぎて、重みで本棚の木の接合部が壊れたことがありますが、電子書籍に移行したことによって、大量の本が部屋から消え、本棚自体も廃棄しました

これによって、部屋に空きスペースを確保することができました。

 

ページの汚れ、損傷などの物理的なトラブルがない

電子書籍なので、本を読んでいる時や、バッグの中などで、表紙やページが汚れることもなければ、破れることもありません。ただし、リーダーであるKindle本体は壊れるかもしれませんが。

 

どこにいても全ての本(=知識)にアクセスできる

基本的に、本は端末にダウンロード済みの状態となっているか、そうでなくてもネットワークに繋がっていれば、クラウドからデータがダウンロード可能なので、所有するすべての本がいつでも手元にある状態となります。

つまり、自宅にいても外出していても、参照可能な本の数は変わりません。紙の本ならせいぜい1、2冊しか持ち歩けませんでした。

100冊だろうと1000冊だろうと、200グラム弱の端末に収まるのです。しかも、Kindeの場合、上着のポケットに収まるサイズ (Kindle Oasis以外なら)なので、非常に持ち運びが楽です。

私は技術書を購入することが多いのですが、リファレンス本などは、作業していてふと、あるページを見たいことが結構あります。

紙の本だと外出時に見たい本が手元になくて困ることがありましたが、電子書籍の場合、この問題がありません。

私は、システムエンジニアなので、外出先でも本の内容を確認したいことは多く、この点は、大きなメリットとなっています。

 

暗いところでも本が読める

f:id:mitsu3204:20170326234735j:plain

Kindleにはライトが付いているので、暗いところでも問題なく読書ができます。夜寝る前に部屋を暗くして本を読みながら眠くなったら寝るということをよくやってます。

Kindleの場合、スマートフォンなどとは違い、目に優しいライトになっているので、暗いところでディスプレイを見ても読みやすいです。ライトの明るさは調節可能です。

夜道を歩きながら本を読むことも可能です。(でも危ないからやめましょう)

 

フォントの種類や大きさを変更することができる

f:id:mitsu3204:20170326234338j:plain

紙の本では変えようのないフォントの種類や大きさを好みに応じて変更することができます。(ただし、自炊した書籍はPDFなので拡大・縮小しかできませんが・・・)

私の場合、フォントの種類は特に変更することはありませんが、文字の大きさは変更することがあります。

PCでPDFなどの電子ファイルを見る場合は、拡大や縮小などを行っても、ページあたりの文字数は変わらないので、スクロールや縮小、拡大などの操作を行いながら読んでいくことになりますが、電子書籍の場合は、文字の大きさを変更することによって、1ページあたりに表示される文字数も変わるので、スクロールなどの余計な操作は不要です。

文字の大きさを大きくしたことによって、現在のページに収まりきらなくなった文章は次のページとして扱われるだけなので、ただページをめくれば良いだけです。

これは、読みやすさの観点では、結構重要な点だと思っていて、PCで通常電子ファイルを読む場合とは、大分得られる体験が異なります。

 

本の価格が安い

紙の書籍と比較すると、電子書籍の販売価格が安い場合が多いです。

電子書籍版のほうが数百円から大きいもので2000円程度安い場合もあります。

また、漫画の単行本の場合、販売価格は数十円程度の違いなのですが、漫画によっては1巻と2巻が無料ってものが結構あります。初めて読む漫画をまず無料で試せるのは結構嬉しいですね。

AmazonKindleストアだと、期間限定のセールも頻繁にやっていて、電子書籍Kindle本体が安く購入できる機会が多いのも良いですね。

 

わからない英単語は英和辞書で調べる&翻訳できる

英語のお勉強のため、簡単な洋書を読むのですが、わからない単語が出てくる場合があります。

Kindleには英和辞書などが最初から入っていて、単語の意味をすぐに調べることができます

また、ネットワークさえ繋がっていれば、翻訳することもできます。これはかなり便利で、勉強が捗ります。

 

電子書籍移行後に感じたデメリット

反対に電子書籍のデメリットと感じた点をあげていきます。

 

紙の本より読みにくい

紙の本と比較すると、電子機器の画面は読みやすさの点で劣っています

電子書籍を読み始めた初期の頃は、Androidタブレット端末を使用して、電子書籍を読んでいましたが、スマートフォンのディスプレイを見ているのと変わらないため、長時間読書していると目が疲れるなどの問題がありました。

ただし、今では電子ペーパー端末を使用しているので、文字は紙の書籍並みに綺麗に表示されるし、通常のタブレットなどと違い、目が疲れにくいので、この問題はほぼ解決できていると感じます。

唯一読みにくいと感じるのは、PDFを読む時でしょうか

自炊した書籍は、スキャンしたPDFなので、最初から電子書籍として販売されているものと見比べると、見た目の綺麗さが劣るということと、PDFはページの拡大はできても、フォントサイズ自体は変更できないため、文字が小さすぎて見えない場合、拡大操作を必要とするのが面倒です。(そもそもPDFは電子書籍のためのフォーマットじゃないので)

epub形式やmobi形式(Kindle特有のフォーマット)のファイルは、最適なフォントサイズを指定すれば、ページ内の字数がフォントサイズに合わせて自動で調節されるので、拡大操作を必要としないため、読みやすいです。

最近はPDFのみで売り出す電子書籍もかなり減ってきました。私はよくオライリー社の書籍を購入するのですが、上記の3フォーマットが全て用意されていることが多いです。

 

特定のページへアクセスしにくい場合がある

ページをパラパラとめくって、本の途中を開くということはできません

電子書籍では、1ページずつ進むか、戻るか、インデックスにジャンプするか、ページ番号を指定してジャンプするかになります。

開きたいページが決まっていれば、開くのは電子書籍のほうが早いですが、なんとなくページ送りしてみるということはできません。

 

電池が切れる

リーダーは電子機器なので、バッテリーが切れる場合があります

ただ、KindleKoboのような、電子ペーパーを用した端末の場合、スマートフォンや通常のタブレット端末のように、電池消耗は激しくないため、充電が必要となる頻度は決して高くないと思います。

私の場合、毎日の通勤時にKindleを使用していますが、充電は1ヶ月に1、2度程度です。充電の機会が少ないからこそ、忘れやすいです。

 

紙の本より発売日が遅い本がある

紙の本が先に発売されて、その1ヶ月後に電子書籍版が発売なんてことがよくあります。1ヶ月以上後から発売されることもあります。

ただ、以前と比べると、紙の本と電子書籍が同時に発売されるケースが増えてきていると感じられるようになりました。

 

まとめ 

電子書籍推しです

所有する書籍の量や生活スタイルにもよるとは思いますが、メリット、デメリットまとめると、私個人的には電子書籍推しです。こんな便利なものがあるのに、使わずにいるのがもったいないというくらいです。

デメリットもあるものの、それを遥かに上回るメリットが得られると感じています。物理的な書籍の所有から解放されることは、私のような書籍をたくさん買う人には自炊してでも移行するメリットは大きんじゃないかと思っています。

ただ、紙の書籍の量が多いと、自炊作業は相当苦労するので、もし紙の書籍を邪魔に感じていないのであれば、紙の書籍はそのままにしておいて、新たに購入する分は電子書籍でなんてのも良いのではないでしょうか。全てを紙か電子かどちらか一方に寄せる必要なんてないですし、本の種類によって、紙の本と電子書籍を使い分けるのも良いかもしれません。

 

 

電子書籍リーダーはKindleで特に不満無し

現在は、電子書籍リーダーはKindle Oasis(2017)を愛用しています。

www.hacky.xyz

Kindle Oasis電子書籍リーダーとしては3台目で、1台目はKindle Paperwhite(2013)、2台目は、Kindle Voyageを使用していました。

Kindle Paperwhiteにしても、Kindle Voyageにしても、Kindleの読書体験には、全く不満はありません。読みやすさはもちろん、端末の大きさや軽さ、バッテリーの持ちなど、どれも満足しています。

また、Kindleストア以外で購入した電子書籍Kindleで読めます。私は、オライリー社から発売されている技術書をよく購入しますが、本によって、複数のフォーマットが用意されており、Kindleで読むためのmobiファイルが提供されているものも結構あります。mobiファイルが配布されていない本の場合は、PDF形式で読んでいます。

 

Kindleのモデル一覧

Kindleには、いくつかのモデルがあります。

モデルによっては「キャンペーン情報のあり/なし」と、「Wi-Fi/無料3G」の違いによって、価格が変わります。

「キャンペーン情報あり」の端末は、広告が表示される分、「キャンペーン情報無し」の端末と比較して、2000円ほど端末価格が安くなっています。

「無料3G付き」のモデルは、Wi-Fiに接続できない環境でも、無料の3G回線を使って、ストアを閲覧したり、購入した電子書籍をダウンロードする事ができます。

モデル イメージ 価格帯

Kindle

他のモデルより解像度が低い(167ppi)
容量 4G
タッチスクリーンのみでページ送りボタン無し

¥7,980 - ¥9,980

Kindle Paperwhite

解像度は300ppi
容量 4G
タッチスクリーンのみでページ送りボタン無し

¥13,280 - ¥15,280

Kindle Paperwhite 32GB、マンガモデル、Wi-Fi

解像度は300ppi
容量 32G(漫画が容量食うので)
タッチスクリーンのみでページ送りボタン無し

¥15,280 - ¥17,280

Kindle Oasis

解像度は300ppi & ディスプレイ7インチ
容量 8G or 32G(選べる)
タッチスクリーン&ページ送りボタンあり

¥29,980 - ¥40,980

  

私は、今までにKindleを3台購入していますが、全て「キャンペーン情報無し」で「Wi-Fi」のモデルを購入しています。

読書のための端末で、キャンペーン情報(広告)が表示されるのは、嫌だということと、外出中は、電子書籍を読むのみで、ダウンロードしたいシーンもあまりないので、このモデルを選択しています。

私のオススメは、Kindle Oasisです。大きな画面なので、文字のみの書籍でも、漫画でも読みやすいですし、物理的なページ送りボタンがあるのが楽で良いです。

漫画をたくさん読む人の場合は、漫画は文字のみの書籍より容量をたくさん消費するので、Paperwhiteのマンガモデルか、Oasisの32GBを選択すると良いでしょう。

とはいえ、どれを選択しても、確実に読書体験を向上させてくれるものだと思います。ぜひ電子書籍にチャレンジしてみてください。

 

こちらは関連記事です。

 

WebサイトをKindleで読む方法を紹介しています。

www.hacky.xyz

 

Kindleを使うと洋書を読むのが捗ります。

www.hacky.xyz